- カメラ :Sony α7RⅢ
- レンズ :Sony Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA
- 絞り :f4.5
- 露光時間 :1,283 seconds
- ISO :100
- 焦点距離 :13mm
- ホワイトバランス :Mnual
- フィルター :None
- 日付 :November 23 , 18:47 pm
私が出会った日本の絶景をご紹介。
今回は北海道ニセコにある双子のさくらんぼの木と羊蹄山の絶景をご紹介します。
こちらに日本の絶景を集めましたのであわせてご覧ください。
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羊蹄山と双子のさくらんぼの木
■北海道ニセコ町・双子のさくらんぼの木
- 住所・・・・・北海道ニセコ町
- アクセス・・・JR函館本線『ニセコ駅』から車で10分(5km)
- 駐車場・・・・無し(駐車スペース有り)
- 営業時間・・・無し
- 定休日・・・・無し
- トイレ・・・・無し
- 売店・・・・・無し
支笏洞爺(しこつとうや)国立公園の西端にあり、日本の百名山にもあげられる羊蹄山(ようていざん)。
そのたたずまいは、別名蝦夷富士(えぞふじ)とも呼ばれるとおり富士山にそっくりな美しい独立峰です。
標高1,898mの成層火山で、周囲360度からその美しい姿を眺めることができます。
冒頭の写真は、ニセコ側から撮ったもので、手前のシルエットは双子のさくらんぼの木。
人工物がいっさい入り込まないこの風景は、まるで絵本の世界をそのまま再現したようなメルヘンチックで不思議な風景です。
年老いて年々枝葉が寂しくなっていくさくらんぼの木。
この風景が残っているうちに見ておいてもらいたい貴重な絶景です。
現地までの行き方
ニセコ駅から車で10分程度と街中からも近いロケーションですが、現地への道はわかりやすいとは言えません。
数カ所ある右左折のポイントは全て信号の無い交差点で大きな目印や案内看板もありません。
下記の写真を参考に出かけてください。
夜景を目的にする場合は明るい時間帯に場所の確認を済ませることをおすすめします。
①川を越えたら右折 | ②青いフェンスを過ぎて右折 | ③カーブの手前を右折 |
ニセコ駅を出て5分も走ると、北海道らしい牧歌的な風景に切り替わります。
尻別川の橋を渡った最初の交差点(信号はありません)を右折します。
右手に青いフェンスに囲まれた建物(小さな変電所)が見つかったら、その先の交差点(信号はありません)を右折します。
しばらく走ると道道343号線と合流するので道なりに進むと、左に大きくカーブする場所に出ます。
そのカーブの手前を右折します。ここからは未舗装の農道になります。
コテージの前を通り過ぎた空き地が目的のポイントとなります。
この周辺の畑は私有地なので立ち入りは厳禁です。
撮影地について
撮影は道道から外れた農道脇にある空きスペースです。
正面は畑。背後は森。農道の先はさらに深い森となります。
この場所以外の撮影ポイントは、農道の先にはありませんのでこのポイントから先へは入り込まないようにしてください。
特に夜間の場合は道に迷う恐れがあるので、無理な行動はしないようご注意ください。
正面の畑はもちろん私有地となるため、一歩でも立ち入ることは許されません。
さらに、農道の手前にはコテージがあるので、音や光には配慮する必要があります。
撮影ポイントの周辺には街灯や照明はいっさいありません。
夜間は闇となります。
観光シーズンの日中にはポツポツと訪れる人がいますが、夜間はほぼ無人です。
森に囲まれた場所なので、闇の中、周囲からは得体の知れない動物の鳴き声や気配を頻繁に感じます。
できれば単独での夜間撮影は避けた方が無難かと思います。
撮影に適した条件
快晴の新月または雲の沸いた晴天の月夜がねらい目です
この農道からの撮影は、季節問わず魅力的な風景を見ることができます。
畑に作物が実る春から秋。
一面銀世界の冬。
どちらも見応えたっぷりな光景を目の当たりにすることができます。
冬場に出かける際には除雪されないことを想定し、地上高の高い四駆で出かけるか、周囲の邪魔にならない場所に車を停めて徒歩で撮影ポイントへ向かう等、工夫が必要になります。
また、地面は未舗装の農道なので、雨やわずかな雪でもぬかるんでしまいます。
できる限り長靴などの準備は整えておくことをおすすめします。
日中は広大な北海道の爽やかな風景を撮ることができ、晴天の夜間は星空と雄大な羊蹄山のコラボ写真を狙うことができます。
特におすすめのシチュエーションは、快晴の新月と月夜の晴天です。
雲一つ無い快晴時、新月前後のタイミングには雄大な羊蹄山をからめた星景写真をねらうことができます。
月夜の晴天時、多少雲が湧いている状況であれば、冒頭の写真のようにダイナミックな夜空を撮影することができます。
そして夜間の撮影を堪能した後の日の出の時間もまた見応えがあります。
時期によってはダイヤモンド富士と同じように、ダイヤモンド蝦夷富士を狙うことができます。
まとめ
見渡す限り人工物が映り込まない風景は、北海道ならでは。
2本のさくらんぼの木を前景に、雄大な独立峰である羊蹄山(蝦夷富士)の見られるこのポイントはまるで絵本に出てくるイラストの実写版のようです。
ここ数年は、2本の木のうちの1本がだいぶ疲れ気味になっており、枝や葉も少しづつ寂しくなりつつある状況です。
現在は支えの棒が必要なまでになってしまっています。
この美しい風景が見られるのもあと何年なのかと考えると寂しい気分にもなってきます。
機会がありましたら、この風景が残っているうちにこの地に出かけられることをおすすめします。
広大で魅力的な場所がたくさんある北海道のなかでも、特におすすめしたい撮影地のひとつです。
蝦夷富士と双子のさくらんぼの木の写真
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