- カメラ :Sony α7Ⅲ
- レンズ :Tamron 28-75mm f/2.8 Di Ⅲ RXD (Model A036)
- 絞り :f2.8
- 露光時間 :47秒
- ISO :320
- 焦点距離 :28mm
- ホワイトバランス :Auto
- フィルター :ND1000+ND500
- 日付 :February 27 , 12:01pm
NDフィルターを使った幻想的な写真の撮り方をご紹介します。
ポイントは次の通りです。
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- NDフィルターの準備
- 時間帯と天候、太陽位置など
- 三脚とレリーズリモコン
- カメラの設定
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それではすすめていきます。
こちらの記事でNDフィルターの紹介をしています。併せてご覧ください。
関連記事:
【はじめてのNDフィルター】NDフィルターを使った撮影にチャレンジしてみよう!
NDフィルターの準備
NDフィルターは別の呼び方で減光フィルターとも言い、簡単にいうとレンズに取り付けるサングラスのことです。
光の撮りこむ量を少なくしてシャッターの開く時間を長くするために用います。
シャッターの開く時間を長くすることで、水面や雲などの動くものを流れるように撮ることができるのが特徴です。
詳細は別の記事にまとめていますので後ほどご案内します。
NDフィルターの種類
大きく分けると2つの種類があります。
- 丸形タイプ
- 角形タイプ
丸形タイプはレンズの先端に直接ねじ込むもので、小さくてかさばらず、値段も角形と比べると安価なのが特徴です。
角形タイプは専用のホルダーをレンズに取り付け、そのホルダーに角形の減光フィルターを差し込んで使うもので、丸形と比べると大きくてかさばりがち、そして値段も丸形と比べると高価なものになります。
詳細は別の記事でご案内します。
今回は丸形タイプのNDフィルターを前提にすすめていきます。
最初のNDは丸形タイプがおすすめ
NDフィルターをこれから使ってみたい人や、どの種類を使うとどんな写真が撮れるのか
試しに使ってみたいという方には
丸形タイプをまずおすすめします。
理由は
- コンパクトで持ち歩きしやすいから
- 角形と比べて安価だから
- サイズや濃度等の種類が豊富だから
フィルターの濃度について
- 冒頭の写真ではND1000とND500を2枚重ねています。
NDフィルターには濃度の薄いものから濃いものまでいろいろあります。
薄いものはND2~
濃いものはND1000くらいまで
一般的ではありませんが、
さらに濃いものにND2000やND10000などもあります。
色の薄いNDフィルターで撮るもの
滝や清流などの動きの早いものに向いています。
ND4~ND100くらいの濃度が使いやすいです。
色の濃いNDフィルターで撮るもの
晴天時の雲を流したり、街中で動き回る人物やクルマを消して撮ったりという用途に向いています。
ND400~ND1000くらいの濃度が使いやすいです。
時間帯や天候、太陽の位置など
冒頭にあるような写真を撮るために、実際にはどのような時間にどのような天候で撮るのかを具体的にご紹介します。
時間帯について
- 冒頭の写真は、正午に撮りました。
NDフィルターは減光することが目的なので、明るい日中に使うことになります。
使う時間帯としては、
夜明けの30分ほど前~日没後30分くらいの時間帯です。
天候について
- 晴れた空に適度に雲が浮かんでいる状況だと冒頭のような雰囲気になります。
天候は雲が浮かんだ晴天が適しています。
雲ひとつない快晴だと空が青いだけになってしまい、
雲が多すぎるとグレーだけの空の表現になってしまいます。
天気を前もって確認するのに便利なのがGPV。
こちらも参考にしてみてください。
[blogcard url=”https://momotaro3.com/02tool/gpv0406″]
太陽の位置について
- 太陽を入れない構図で撮りました。
慣れるまでは、太陽を構図に入れない方が撮りやすいはずです。
NDフィルターで減光するからといっても
強烈な太陽の光には太刀打ちできません。
あっと言う間に白飛びした写真になってしまいます。
カメラの位置を工夫して、なるべく太陽を避ける位置にカメラをセットします。
撮影に慣れてきたら、
あえて太陽を取り入れるのもテクニックのひとつです。
その際、雲に太陽が隠れるように工夫したり、被写体の背景に太陽がおさまるような工夫が考えられます。
三脚とレリーズリモコン
NDを使った撮影は手持ちで撮るわけにはいきません。
かならず三脚やレリーズリモコンが必要になります。
三脚
るもので大丈夫です。
これから三脚を購入する場合はつぎのポイントを目安としてみてください。
- 新品で10,000円~20,000円で販売されているもの(定価では無い)
- アルミ製三脚で十分(カーボン製は軽くはなりますが高価!)
- パイプ径のなるべく太いもの(20mm以上がおすすめ)
- 伸長(最大の高さ)は1500mm以上
- 縮長(たたんだ時の長さ)はできれば500mm以下
レリーズリモコン
カメラ本体にあるシャッターボタンの替わりになるもののことです。
カメラに触れることなくシャッターが切れるので、押す際のブレの心配がなくなります。
数秒から数十秒間 シャッターをひらく事になるのでその間ずっと指でシャッターボタンを押し続けているわけにはいきません。
また、押した瞬間の微ブレも撮影結果に響きます。
レリーズリモコンは、
ケーブル付きのものとケーブルが無いもの、そしてメーカー純正品だけではなく社外品(安い!)も多く出回っていますので探してみてください。
お持ちのカメラに適合したリモコンを探すことになります。
Amazonや楽天ですぐ見つかります。
例外として、
オリンパスの一部のカメラにはライブバルブ機能というものがあり、
レリーズリモコンを使わなくてもバルブ写真が撮れる便利なカメラもあります。
カメラの設定
いよいよカメラの設定になります。
以下の4項目を参考にしてみてください。
- 撮影モード・・・・・・M(マニュアル)
- オートフォーカス・・・マニュアル
- 絞り・・・・・・・・・最小のf値~最大でもf13程度まで
- 露出・・・・・・・・・BULB(バルブ)
このような設定でまずは撮ってみてください。
最初は1秒くらいから。
撮影結果を見ながら設定を変え、露出時間を変えて何枚も撮ります。
撮っているうちにコツがつかめてきます。
まとめ
日中の長時間露光撮影では思いもよらない不思議な光景が表現できたり、幻想的な表情を切り取ることができたりと、新しい発見をする機会が多くあります。
ぜひ試行錯誤しながら楽しんで撮ってみてください。
こちらの記事でNDフィルターの紹介をしています。併せてご覧ください。
参考:【はじめてのNDフィルター】NDフィルターを使った撮影にチャレンジしてみよう!
こちらのページに周防大橋を含む日本の絶景を集めましたのでご覧ください。
[blogcard url=”https://momo-taro3.com/zekkei-japan0529/”]
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