- カメラ :Sony α7Ⅲ
- レンズ :Tamron 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036)
- 絞り :f9
- 露光時間 :74 seconds
- ISO :50
- 焦点距離 :37mm
- ホワイトバランス :Mnual
- フィルター :None
- 日付 :January6 , 18:13pm
私が出会った日本の絶景をご紹介。
今回は東京都江東区にある若洲海浜公園からの絶景です。
こちらに日本の絶景を集めましたのでご覧ください。
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若洲海浜公園
■若洲海浜公園
- 住所・・・・・東京都江東区
- アクセス・・・新木場駅から車で10分(約5km)
- 駐車場・・・・有り(車は500円/回・バイクは無料)
- 営業時間・・・6時~22時
- 定休日・・・・火曜日(第3火曜日をのぞく・祝日の場合は翌水曜日)
- トイレ・・・・あり
- 売店・・・・・あり
若洲海浜公園には、キャンプ場・ゴルフ場・サイクリングコース・海釣り施設が集まった大型海上レジャー施設です。
東京湾岸には多く点在するごみの最終埋立地として、1974年に造成されたものです。
その後、1990年に海浜公園として整備され今のレジャー施設となりました。
東京ゲートブリッジを撮るときにおすすめしたいポイントがいくつかありますが、ここ若洲海浜公園は橋のたもとまで行くことができるもっとも魅力的な撮影ポイントです。
駐車場の一番奥(下図の青い部分)、もっとも橋に近い場所に車を停めるのがおすすめです。
橋のたもとに立つと、正面には羽田空港、右手奥にはお台場や東京タワーが見えるロケーションです。
撮影ポイントはとても広く、波消しブロックを兼ねた大きな岩が連なる400~500mの範囲(下図の赤い部分)のどこからでも迫力のある風景が眺められます。
メモ
- 若洲海浜公園は多くのレジャー施設が集まった海上公園
- 橋のたもとまで行ける魅力的な撮影地
- 撮影ポイントは海岸沿いに400~500mと巾が広い
現地までの行き方
最寄の駅は新木場駅。JR京葉線・JR武蔵野線・東京メトロ有楽町線が乗り入れる利便性の高い駅です。駅からは約5kmほどの距離があるため、バスを利用することになります。
祝祭日は10~15分ごとにバス便があり便利に利用できますが、夜景撮影や夜釣り、キャンプをされる場合は車で行くことになります。
撮影地について
波打ち際に沿って波けしブロックを兼ねた岩が400~500mほど連なり、その岩が撮影ポイントになります。
このようなロケーションです。
この場所は、海釣り施設からは離れた場所ですが、釣りをされる方も多い場所です。ローカルルールとまではいかないまでも、ここで撮影や釣りをされる方は暗黙のなかで適度に間隔をあけて自分のポジションを決めることが多いのでもめ事はほぼありません。
ただ、夜間に撮影をする場合には、電気ウキには注意が必要です。
離れた場所で釣りをされている場合でも電気ウキがカメラのフレーム内に流れてくることがあります。
その場合はこちらから場所を移動するようにしたいところです。
撮影に適した条件
撮影テーマ
- 夕景とゲートブリッジ
- 強力なLEDライトとゲートブリッジ
- 飛行機の光跡とゲートブリッジ
- 流れる雲とゲートブリッジ
若洲海浜公園でねらえる撮影テーマはいくつかあります。
今回は③の飛行機の光跡と組合せた撮影テーマをご紹介します。
撮影条件と準備するもの
目の前にある羽田空港を離発着する飛行機の光跡とからめるために必要な条件と準備するものをご紹介します。
必要な条件
- 時間帯・・・・日没の30分以降から撮影開始
- 天候・・・・・天候は晴れまたは曇り(空が見える程度)
- 飛行ルート・・離陸機と着陸機では光跡の形状が違う
準備するもの
- 三脚(必須)
- レリーズリモコン(必須)
- レインカバー
時間帯
今回の写真の条件で飛行機の光跡を撮るためには、バルブ撮影(長時間露光)を行うことになります。
露光時間は40~90秒程度。
日没後30分は意外と空が明るく、30秒も露光していると橋のまわりが白飛びしてしまいます。
しっかりと暗くなるまで待ちます。
参考までに、
NDフィルターを使ってバルブ撮影をしたいところですが、こちらのロケーションでの光のバランスでは、飛行機の光跡のラインはほとんど写りこみません。
光量の大きい橋の照明に完全に負けてしまうためです。
NDフィルターは使わずに完全に暗くなるまで待つことになります。
天候
天候ですが、
雨天はダメですが、空が見える程度の雲の量であれば撮影は可能です。
長時間露光の撮影の場合、次の特徴があります。
- ☀晴天・・・・・・・・・・・ 光跡がくっきり写ります
- ⛅空の見える曇天・・・・・・・印象的な写真が撮れます
- ☁分厚い雲に覆われた曇天・・・空はグレー一色で絵になりません
- ☂雨天・・・・・・・・・・・・撮影には向きません
飛行ルート
飛行ルートは写真の印象を左右する大きな要素です。
詳細は別記事を準備しますが、着陸機と離陸機では光跡の見え方が次の通り異なります。
左の写真は着陸機、低い高度で旋回しているので横方向に光跡が広がっています。
右の写真は離陸機、一気に高い高度に上がっていくため縦方向に光跡が伸びています。
着陸か離陸かは、風向きによって変化します。時には、撮影の途中で離着陸の向きが入れ替わることもあります。
飛来回数にも大きな違いがあります。
- 着陸機・・・この時間帯では3分前後の間隔で絶え間なく飛来
- 離陸機・・・いつ飛び立つかわからない
飛行機の光跡写真の撮り方については別の記事を準備中です。
三脚
長時間露光には必需品です。
今お持ちの三脚で大丈夫ですので、あるものをご持参ください。
これから購入する場合には、次の項目を参考に検討ください。
- 新品での販売価格が10,000円以上
- 高さが最大で140cm以上
- 脚径が21mm以上
- 重量が2kg以下
三脚の選び方については別記事を準備中です。
レリーズリモコン
バルブ撮影(長時間露光)を行う場合にはレリーズリモコンは必須です。
ケーブルタイプとリモコンタイプがありますが、リモコンタイプの方が扱いがしやすくおすすめです。
各メーカーで純正品はもちろん、社外品もたいてい探せば見つかりますので、ひとつ持っていただくことをおすすめします。
私の使っているSonyのカメラ用だとこちらがリモコンタイプとなります。
必ずメーカーと型番に合ったリモコンをご用意ください。
レインカバー
若洲海浜公園はその場所がら、天候が良くても海風が強い傾向があります。
潮位によっては風で舞い上がる目に見えない潮を全身に浴びる事も少なくありません。
メガネをしている方は、数分でメガネが曇ってしまう状況にもなります。
もちろんカメラ機材も同様に潮を被ることになり、撮影後の手入れも大変面倒な事態になります。
私がカメラバッグに常備しているのがレインカバー。値段も安く、痛んだら気兼ねなく取り換えられるので重宝しています。
【国内正規品】OP/TECH オプテック Rain Sleeve 901322
撮影方法
飛行機の光跡写真の撮り方は、別の記事を準備します。
参考までにポイントをしぼってご紹介します。
着陸機をねらう場合
日没後から21時くらいまでの時間帯は飛来数が多く、カメラを構える背後から3~4分の間隔で飛行機がやってきます。
- 背後から音が聞こえてきたらレリーズの準備
- 頭上を越えたらレリーズ開始
- 左に旋回して着陸するまで約60~90秒
- その間、露光を続けます
- 飛行機が見えなくなったらレリーズ解除
この流れを繰り返します。
次の飛行機がくるまでの1分前後の時間で撮影した画像をチェックし、設定を微調整。そしてあらたに撮影。
トライ&エラーが短時間で繰り返し行えるのが着陸機をねらう際の魅力でもあります。
離陸機をねらう場合
風向きによって離発着の向きが変わる羽田空港。着陸に比べて飛来数が少ないのが離陸機。
3分前後で飛び立つこともあれば、30分以上待っても一向に飛び立たないこともあり、タイミングを測るのが難しい撮影でもあります。
着陸機は背後からの光や音で気付きますが、離陸機は音も光も感じません。飛び立ってはじめてわかるため、滑走路の方向から目が離せないのも難しさです。
撮影の流れとしては、
- 飛び立った瞬間にレリーズ開始
- 40秒~60秒で頭上に到達
- 尾翼が頭上を越えたことを確認した後でレリーズ解除
光跡写真のこだわり
光跡を撮る際は、光の開始点と終了点が画角(フレーム)の中で切れない方が綺麗な写真に感じます。
そのためには、設定した画角の範囲を把握することと、飛来のタイミングを見計らうことが大切です。
まとめ
年間を通して撮影が楽しめる若洲海浜公園。
季節や天候、星や月の位置、飛行機の航路や橋の照明などなど、シチュエーションによって様々な魅力的な光景が撮れる撮影地です。
落ち着いて撮れる場所でもあり、光跡写真の練習を行ううえでも適しているロケーションだとも思います。
近くへ行く機会があればぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
こちらに日本の絶景を集めましたのでご覧ください。
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